引越しをおこなう際、不用品が出てしまい、処分に悩まされるケースは少なくありません。
「引越し業者が引き取ってくれるんでしょ?」と考えている方もいるかと思いますが、何でも処分してもらえるわけではないので注意が必要です。
この記事では、サカイ引越センターの不用品回収サービスについて紹介していきます。
サカイ引越センターに不用品の回収を依頼する場合の注意点やその他の処分方法などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サカイ引越センターは不用品の処分もお願いできる?
画像引用元:https://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
サカイ引越センターは不用品処分のサービスも提供しているので、引越しの際に出た不用品を処分してもらうことは可能です。
ただ、どんな不用品でも処分してもらえるわけでなく、注意点もあるので、実際に引越しを依頼する際はそれらを事前に確認しておく必要があります。
サカイ引越センターに処分を依頼できる不用品や処分を依頼する際の注意点について解説していきます。
家電リサイクル法の対象製品の一部を有料で処分してもらうことは可能
サカイ引越センターは、引越しの際に出る一部の不用品の処分を有料でおこなっています。
処分してもらえるのは、家電リサイクル法の対象となっている、
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
の、5品目です。
それぞれの製品を回収してもらうのにかかる回収費用は以下のとおりです。
製品名 | 費用の目安 |
---|---|
テレビ | 5,000円~9,000円 |
エアコン | 4,000円~7,000円 |
洗濯機 | 6,000円~9,000円 |
乾燥機 | 6,000円~9,000円 |
冷蔵庫 | 8,000円~11,000円 |
実際に依頼する際は、こちらの回収費用にプラスしてリサイクル料金が発生することになります。
リサイクル料金は製品のメーカーやモデルなどによって細かく分類されているので、専用ページから確認するようにしてください。
また、サカイ引越センターはヤマハピアノサービスと提携しているため、ピアノの買取や処分を依頼することもできます。
エリアによっては委任状を用意することで不用品の処分をお願いできる
サカイ引越センターに処分してもらえる製品は家電リサイクル法の対象製品のみとなっていますが、エリアによっては家具などの不用品を処分してもらうことも可能です。
ただし、その場合は不用品の処分を委任する旨を記載した委任状が必要になります。
いくら不用品を処分してもらえると言っても生ゴミなどの生活ゴミまで処分してもらえるわけではありませんので、注意してください。
不用品の処分のみの依頼は不可
サカイ引越センターは不用品の処分をおこなっていますが、サービスを提供しているのは引越しを依頼したお客さんに対してのみです。
引越しを依頼せず、不用品の処分のみをお願いすることはできません。
サカイ引越センターは引越し業者であって不用品回収業者ではありませんので、不用品の回収のみを依頼するのは避けるようにしてください。
不用品の買取は一部地域のみ可能
サカイ引越センターでは、一部地域限定ではあるものの不用品の買取サービスもおこなっています。
不用品の買取サービスが提供されている地域は公式サイトにも記載されていないため事前に問い合わせて確認する必要がありますが、お得に不用品を処分できるありがたいサービスとなっています。
また、グループ会社がおこなっているブランド品や小型家電の買取サービスもあるようなので、こちらも事前にチェックしておくようにしましょう。
他業者の不用品処分への対応状況
サカイは家電リサイクル法の対象となっている製品の回収をおこなっていると紹介してきましたが、他の引越し業者の不用品回収の対応可否はどうなっているのでしょうか?
サカイ以外の主な引越し業者の不用品処分の対応状況は、以下のとおりです。
引越し業者 | 対応状況 |
---|---|
アート引越センター | 家電リサイクル法の対象商品のみ |
ヤマトホームコンビニエンス | 未対応 |
アリさんマークの引越社 | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
ハート引越センター | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
アップル引越センター | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
アーク引越センター | 家電リサイクル法の対象商品のみ ※フランチャイズ店舗の場合は引き取り不可 |
ファミリー引越センター | 対応 ※処分してもらえるアイテムや料金については要相談 |
家電リサイクル法の対象製品以外を処分したい場合は、
- アリさんマークの引越社
- ハート引越センター
- アップル引越センター
のいずれかを利用した方がよさそうです。
サカイ引越センターに依頼せずに不用品を処分する方法
サカイ引越センターは不用品回収もお願いできますが、対象となるのはあくまでも一部の電化製品のみです。
引越しでは電化製品以外の不用品が出てしまうことも珍しくないため、サカイ引越センターに処分してもらう以外の処分方法についても事前に把握しておく必要があります。
サカイ引越センターに依頼せずに不用品を処分する主な方法としてはあげられるのは、
- 粗大ごみとして処分する
- 不用品回収業者に処分してもらう
- リサイクルショップやフリマアプリを使って売却する
の、3つです。
それぞれの処分方法の概要やメリット・デメリットについて解説していきます。
1. 粗大ごみとして処分する
なるべくお金をかけずに不用品を処分したいのであれば、各自治体で粗大ごみとして処分する方法がおすすめです。
自治体の担当部署やクリーンセンターに連絡し、回収日時を指定の上、不用品に粗大ゴミ用のシールを貼り付けて回収してもらいます。
回収の申込みや対象品の搬出は自分でおこなわなくてはいけないなど手間のかかる方法ではありますが、処分にかかる費用をなるべく抑えたい方にはうってつけの方法です。
2. 不用品回収業者に回収してもらう
粗大ごみとして処分する方法は、安く済ませられるもののとにかく手間がかかります。
また、処分できるものが自治体によって限られている点も粗大ごみで処分する場合におけるデメリットの一つです。
不用品処分になるべく手間をかけたくない場合や不用品が多い場合は、不用品回収業者に処分してもらうのがおすすめです。
生ゴミや汚物などの回収は不可能ですが、基本的にはどんなものでも回収してもらうことができます。
また、呼べばすぐに回収しに来てくれる業者も多く、搬出作業も任せられるので楽に不用品を処分することができます。
3. リサイクルショップやフリマアプリを使って売却する
不用品の中には売却できる価値の高い不用品もあります。
それらの不用品はリサイクルショップやフリマアプリを使って売却するのがおすすめです。
リサイクルショップでは需要のあるものであれば買い取ってもらえますし、メルカリなどのフリマアプリでは適切な値段を付ければほとんどものを売却できます。
なるべく手間をかけずに売却したいのであればリサイクルショップがおすすめですが、多少手間をかけてでも希望価格に近い値段で売りたいのであればフリマアプリがおすすめです。
サカイ引越センターで不用品を処分すると高くつく可能性も
サカイ引越センターは不用品の回収もおこなってはいますが、不用品回収を専門におこなっている業者ではないため依頼すると高くついてしまう可能性があります。
サカイ引越センターの公式サイトにも、不用品は市町村が行う粗大ゴミ収集に出すよう記載されていることからも、不用品の回収に積極的ではないことが伺えます。
手間はかかりますが、売れそうなものは売却し、その他は粗大ゴミとして処分するのが最も理想的です。
あまり手間をかけたくない場合は、サカイ引越センターではなく不用品回収専門の業者に依頼するようにしましょう。
不用品回収ルートでは、地域最安値級の料金で不用品を引き取っており、買い取りもおこなっているので回収料金の割引でお得に処分できる可能性もあります。
依頼するタイミングによっては即日回収も可能なので、ぜひまずは無料見積もりをご利用ください。
まとめ
サカイ引越センターの不用品回収サービスについて紹介してきました。
サカイ引越センターは、家電リサイクル法の対象となっている製品であれば有料で不用品の回収を依頼することができます。
また、地域によってはその他の不用品回収や買い取りを依頼することも可能です。
ただ、回収料金が高くついてしまう可能性があるので、余裕がある方は粗大ごみとして処分するか、不用品回収業者に回収依頼するのがおすすめです。