書類の印刷やコピー、スキャンなどさまざまな場面で活躍してくれる複合機は企業に欠かせない製品の一つですが、サイズが大きく重量もあるため、処分に困る製品でもあります。
業務用複合機は一般的な複合機と同じように処分できないため、処分するときには注意が必要です。
この記事では、業務用複合機の処分方法について紹介していきます。
業務用複合機の具体的な処分方法や処分する際の注意点などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
業務用複合機の処分方法
業務用の複合機は、以下の方法で処分可能です。
- メーカーに回収を依頼する
- 業者に回収を依頼する
- リサイクルショップやフリマアプリで売却する
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
メーカーに回収を依頼する
業務用複合機を製造・販売しているメーカーの中には、自社の製品に限り、使用済みとなった製品を回収してくれるメーカーもあります。
業務用の複合機を処分する方法としては、メーカーに回収してもらう方法が、最も確実で安心して依頼できる方法になります。
ただ、無料で回収してもらえるわけではありませんし、回収費用もそれぞれのメーカーによって異なるので、事前に問い合わせて確認しておくようにしましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する
業務用複合機の処分方法としては、複合機の製造をおこなったメーカーに回収してもらうのが一番ですが、メーカーへの回収依頼は高くついてしまう傾向あります。
回収費用は製品のサイズや重さによって異なる場合がほとんどなので一概に「〇〇円」と言い切ることはできませんが、大型の複合機だと回収してもらうだけで5万円ほどかかってしまうこともあります。
回収費用をできるだけ抑えたいのであれば、メーカーではなく不用品回収の専門業者への依頼がおすすめです。
回収費用は業者によって異なりますが、メーカーに回収してもらうよりも安く引き取ってもらえるケースがほとんどです。
ただ、事業で使用していた複合機は産業廃棄物に分類されるため、産業廃棄物収集運搬業の許可を取得している業者への依頼が必須になります。
リサイクルショップやフリマアプリで売却する
業務用の複合機はリサイクルショップやフリマアプリで売却することもできます。
これから起業する予定の方など複合機を必要としている人は少なくありません。
リサイクルショップやフリマアプリで売却すれば、複合機をお得に処分できるだけでなく、必要としている人の役にも立ちますし、エコにもつながります。
多少手間はかかりますが、時間を確保できるのであれば売却してしまうのが一番です。
リサイクルショップやメルカリなどの一般的なフリマアプリだと業務用の製品への需要が少なく買い手が見つからない可能性があるので、「ReSACO(リサコ)」などBtoB向けのサービスを積極的に活用するようにしましょう。
業務用複合機を処分するときの注意点
実際に業務用複合機を処分する場合、いくつか注意しなくてはいけないポイントがあります。
主な注意点としてはあげられるのは、次の3点です。
- リースやレンタルしている複合機を勝手に処分しない
- 複合機内のデータを完全に消去してから処分する
- 一般ごみや粗大ごみとして処分しない
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
リースやレンタルしている複合機を勝手に処分しない
業務用複合機を処分する場合にまず確認しておかなくてはいけないのが、処分する予定の複合機がリース品やレンタル品でないかという点についてです。
業務用複合機は価格が高いため、リースやレンタルで用意する企業は少なくありません。
万が一リース品やレンタル品だった場合、勝手に処分してしまうと新しいものを購入するなどして弁償しなくてはいけなくなってしまいます。
複合機内のデータを完全に消去してから処分する
業務用複合機では、日々さまざまな書類のコピーやスキャンがおこなわれます。
そこで注意しなくてはいけないのが、複合機内のデータについてです。
印刷やコピー、スキャンした書類のデータは、複合機内のメモリーやハードディスクに保存されたままになっています。
メモリーやハードディスクに書類のデータが残ったまま複合機を処分してしまうと、会社や顧客の大切な機密情報が漏洩してしまいかねません。
複合機などの機械の取り扱いに長けた人であればメモリーやハードディスクを取り外すことは決して難しくありませんし、中のデータも簡単に抽出できます。
メーカーや産廃専門の回収業者に回収を依頼する場合は業者側がデータの消去もおこなってくれるはずですが、確実ではありませんので、回収を依頼する前に必ず消去しておくようにしてください。
一般ごみや粗大ごみとして処分しない
業務用複合機の処分を検討している事業者の中には、「わざわざ手間のかかる方法で処分しなくても、一般ごみや粗大ごみとして処分すればいいのでは?」と考えている方もいるかと思います。
ただ、会社や事業所などで業務用として使用していた複合機を一般ごみや粗大ごみとして処分することはできません。
業務用として使用していた製品を処分する場合、その製品は一般ごみではなく「産業廃棄物」という扱いになります。
仮に一般用として販売されている小さなサイズの複合機を使っていたとしても、業務用として使用していたのであれば産業廃棄物として処分しなくてはいけません。
つまり、メーカーに回収してもらったり産廃専門の回収業者に依頼して回収してもらわなくてはいけないのです。
まとめ
業務用複合機の処分方法について紹介してきました。
業務用複合機を売却せずに処分したい場合は、メーカーか産廃専門の回収業者に回収を依頼するようにしましょう。
スケジュールに余裕がある場合は、売却してお得に処分するのがおすすめです。
業務で使用していた製品は産業廃棄物の扱いとなり、一般ごみや粗大ごみとして処分することはできませんので注意してください。
また、処分する前に、リース品やレンタル品でないかという点とデータが完全に消去されているかという点を確認した上で処分するようにしてください。
弊社不用品回収ルートにご依頼いただければ格安の料金で複合機を回収させていただきますので、ぜひお問い合わせください。