飲食店や小売店に欠かせない業務機器のレジスター(レジ)ですが、壊れたり新しい製品を購入するなどして不要になった場合、どのように処分すればいいのでしょうか?
この記事では、レジスターの正しい処分方法について紹介していきます。
レジスターを処分するときに注意するべきポイントについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
レジスターの処分方法
店舗などで使用していたレジスターの主な処分方法は、以下のとおりです。
- メーカーに回収してもらう
- 不用品回収業者に回収を依頼する
- リサイクルショップやフリマアプリで売却する
- 必要としている人に譲る
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
メーカーに回収してもらう
レジスターを製造しているメーカーの中には、不用になったレジスターを回収しているメーカーもあります。
回収費や処分料はかかりますが、製造元に処分してもらえることを考えると最も安心できるレジスターの処分方法です。
処分の手順や費用、不要になったレジスターの回収をおこなっているかどうかはメーカーによって異なるので、必ず事前に確認した上で依頼するようにしてください。
ただ、レジスターの回収をメーカーに依頼する場合、回収までに時間がかかることがほとんどで、メーカーによって対応が異なる点もデメリットになります。
不用品回収業者に回収を依頼する
エコの観点から考えるとメーカーに回収してもらうのが一番ですが、
「なるべくコストをかけずに処分したい」
「できるだけ早く処分したい」
と、考えている方もいるでしょう。
なるべくコストをかけず、できるだけ早急にレジスターを処分したい場合は不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者は格安の料金で不用品の回収をおこなってくれる他、搬出から運搬まですべての作業を任せられるのも不用品回収業者の魅力の一つです。
ただ、業務で使用していたレジスターは産業廃棄物として処分する必要があるので、必ず「産業廃棄物収集運搬業の許可」を取得している業者に依頼するようにしてください。
リサイクルショップやフリマアプリで売却する
レジスターは飲食店や小売店に欠かせないアイテムなので、処分する予定のレジスターがまだ使える状態であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性があります。
リサイクルショップだと高値での買取は期待できませんが、手間をかけずに処分できるというメリットがあります。
一方、フリマアプリは出品や発送の手間こそかかりますが、適切な価格で売却しやすいというメリットがあります。
業務用機器専門の買取業者に買い取ってもらったり、「ReSACO(リサコ)」などBtoB向けのサービスで売却する方法もあるので、それらの方法での売却も検討してみてください。
必要としている人に譲る
レジスターがまだ使える状態である場合、売却せず、必要としている人に譲るという方法もあります。
単純に処分するのではなく再利用につながるのエコにもつながります。
友人や知人で譲れそうな人がいればその人に譲るのが一番ですが、SNSや掲示板、ジモティーなどのサービスを介して引き取り手を募ることも可能です。
面識のない人に譲る場合、製品の状態や譲渡方法で揉めてしまう可能性があるので、事前に条件を提示してトラブルの発生を未然に防ぐようにしましょう。
レジスターを処分するときの注意点
実際にレジスターを処分する場合、次の3点に注意しなくてはいけません。
- データを消去した上で処分する
- データのバックアップをとっておく
- 一般ごみや粗大ごみとして処分しない
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
データを消去した上で処分する
レジスターを処分する上で最大限注意しなくてはいけないのが、レジスターに残っているデータについてです。
最近のレジスターは高機能なものが増えてきているということもあり、電子レジスターの場合、内部にデータが保存されている可能性があります。
これらのデータを消去せずにレジスターを処分してしまうと、売上などの重要なデータが外部に流出しかねません。
電子レジスターなどの電子機器からデータを削除すること自体は、詳しい人であれば難しい作業ではありません。
どういったデータが保存されるかは製品によって異なりますが、顧客情報などの個人情報が保存されていた場合、店舗の信用問題に発展しかねませんので、必ずデータを消去した上で処分するようにしてください。
データのバックアップをとっておく
電子レジスターの場合、レジに売上などのデータが残っている可能性があると紹介してきましたが、それらのデータを消去する前に必ずデータのバックアップをとっておくようにしましょう。
一度データを完全に消去してしまうと復元できなくなってしまう可能性があります。
その場合、経営状況が把握できなかったり、確定申告を正しくおこなえないなどの弊害が生じてしまう可能性があるので、バックアップは忘れずにとっておくようにしましょう。
一般ごみや粗大ごみとして処分しない
店舗で使用していたレジスターは、一般ごみや粗大ごみとして処分することができません。
業務で使用していた製品は産業廃棄物として扱われますが、産業廃棄物を自治体のごみに出してしまうと不法投棄と判断され、法律で罰せられてしまう可能性があります。
事業で発生するゴミや不用品の処分は事業者が把握しておくべき基本的な知識で、「知らなかった」では済まされませんので注意してください。
まとめ
故障や買い替えによって不用になったレジスターの処分方法について紹介してきました。
不要になったレジスターはメーカーに回収してもらうことが可能ですし、不用品回収業者に回収してもらうこともできます。
また、まだ使用できる状態のレジスターは、売却や譲渡といった方法での処分も可能です。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、よく比較して最適だと思われる方法で処分を検討してみてください。
一般ごみや粗大ごみとして処分することはできないので、ゴミとして処分したいのであれば必ず産廃専門の回収業者に依頼するようにしましょう。
弊社「不用品回収ルート」は、地域最安値の格安料金で一般家庭の不用品を回収している不用品回収業者です。
ご依頼いただくタイミングによってはその日のうちに回収にお伺いすることも可能ですので、ぜひご検討ください。