店舗の移転や閉店によって不要になった看板は、どのように処分すればいいのでしょうか?
この記事では、不要になった看板の正しい処分方法について紹介していきます。
看板の撤去・処分にかかる費用の目安や処分するときの注意点などについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
看板の処分方法
看板の処分方法としては、以下の方法があげられます。
- 看板業者に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 必要としている人に譲る
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
看板業者に引き取ってもらう
看板の中には、電気を使用しているものや基礎工事が必要な看板があり、それらの看板の撤去を一般の方がおこなうことはできません。
これらの看板を撤去する場合は、看板の専門家である看板業者への依頼が必要になります。
看板業者は撤去した看板の回収までおこなってくれるので、撤去から処分までお願いする場合は看板業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者に回収してもらう
すでに撤去を済ませている看板であれば、わざわざ看板業者に回収を依頼する必要はありません。
看板業者は不用品回収の専門業者ではなく、回収だけを依頼すると割高になってしまう可能性があるため、すでに撤去している看板は不用品回収業者に回収してもらうのがおすすめです。
看板はサイズや重量のあるものが多く自分で搬出や運搬をおこなうのは大変ですが、不用品回収業者に依頼すればすべて代行してくれます。
事業で使用していた看板は「産業廃棄物」になるので、回収を依頼する場合は「産業廃棄物収集運搬業の許可」を取得している業者に依頼するようにしてください。
必要としている人に譲る
店名の入っていないスタンド看板など、リサイクルできる看板は、必要としている人に譲って処分することもできます。
スタンド看板などの看板類を新品で用意しようとすると結構な金額になるので、「再利用できるものを無料で譲ってもらえるのであれば、ぜひ譲ってほしい」と考えている事業主はたくさんいます。
譲ることで資源削減・エコにもつながるので、人に譲ることも検討してみてください。
看板の撤去・処分にかかる費用の目安
店舗や事業所に設置される看板にはさまざま種類があり、看板の種類によって撤去・処分にかかる費用が異なります。
看板の種類ごとの撤去・処分費用の目安は以下のとおりです。
看板の種類 | 撤去にかかる費用の目安 | 処分にかかる費用の目安 |
---|---|---|
袖看板 | 10,000~30,000円 | 10,000円~ |
壁面看板 | 20,000~30,000円 | |
内照式看板 | 20,000~30,000円 | |
野立看板 | 20,000~30,000円 (基礎工事が必要な場合は+100,000円) |
|
テント看板 | 10,000~30,000円 | |
欄間看板 | 30,000~50,000円 | |
文字看板 | 10,000~30,000円 | |
広告塔・屋上看板 | 100,000~200,000円 | |
スタンド看板 | – |
上記の金額はあくまでも目安であり、必ずしもこの金額で撤去・処分できるわけではありません。
看板の撤去・処分にかかる費用を安く抑える方法
看板の撤去や処分にかかる費用は高額になってしまうことも珍しくありません。
そこで把握しておきたいのが、看板の撤去や処分にかかる費用を安く抑える方法です。
看板の撤去・処分にかかる費用を安く抑える方法として、2点があげられます。
- 図面を用意しておく
- 複数の業者に見積もりの作成を依頼する
それぞれ詳しく解説していきます。
図面を用意しておく
看板を店舗や事業所の壁面などに取り付けて設置している場合、設置をおこなったときに図面を作成しているはずです。
撤去を依頼するときにその図面を用意しておくことで費用を安く抑えられる可能性があります。
壁面など工事を伴って設置されている看板を撤去する場合、図面が必要になることも珍しくありません。
その際、図面がないと新しく図面を作成したり測量を行う必要が生じるため、その分の費用を追加で請求されてしまいます。
複数の業者に見積もりの作成を依頼する
看板の撤去や処分にかかるコストをなるべく抑えたいと考えているのであれば、複数の業者に見積もりの作成を依頼するべきです。
すでに撤去された看板の処分を不用品回収業者に依頼する場合であれば、そこまで差が出ることはありません。
ただ、撤去から処分まで依頼する場合、数万円の差が生じてしまうことも珍しくないので、料金比較をしておきたいところです。
看板の撤去や処分費用には明確な決まりがなく、業者によって金額で設定できるので、良心的な価格で請け負ってくれる業者もあれば、相場よりもかなり高い金額で見積もりを出してくる業者もいます。
看板を処分するときの注意点
看板を処分するときには、いくつか注意しなくてはいけないポイントもあります。
看板を処分するときの主な注意点としてあげられるのは、次の3点です。
- 一般ごみや粗大ごみとして処分することはできない
- 看板の種類によっては看板業者への依頼が必須になる
- 費用が高額になるケースがある
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
一般ごみや粗大ごみとして処分することはできない
店舗や事業者の案内など、事業で使用していた看板は一般ごみや粗大ごみとして処分することができません。
事業で使用していた看板は「産業廃棄物」として扱われるため、自治体のごみとして処分するのでなく、産業廃棄物の処理をおこなっている専門業者に依頼して処分する必要があります。
小さな看板などは一般ごみや粗大ごみとして処分してしまいたくなるかもしれませんが、大きさに関わらず産業廃棄物を一般ごみとして処分すると不法投棄になってしまうので、自治体のごみとしての処分は避けるようにしてください。
看板の種類によっては看板業者への依頼が必須になる
看板にはさまざまな種類があり、中には自力での撤去することが難しいものもあります。
サイズが大きくて重量のある看板を自力で撤去しようとして、自身がケガをしてしまったり、通行人にケガを負わせてしまう可能性もあるため、無理に撤去しようとせず専門業者に任せましょう。
また、電源に接続して使用されていた看板の場合、電設工事が必要になることもあります。
電設工事は資格が必要になる専門的な工事なので、自らの対応は避けて必ず看板業者に依頼するようにしましょう。
費用が高額になるケースがある
すでに撤去が完了している看板や簡単に撤去できる看板であれば、撤去や処分にかかる費用が極端に高額になることはありません。
一方、電設工事が必要になる看板や、高所に設置されている看板など、看板の種類や設置方法によっては撤去や処分にかかる費用が高額になることもあるので注意が必要です。
例えば、高所の看板を撤去するには足場を組まなくてはいけないこともあり、その場合は撤去に数十万円ほどかかってしまうことになります。
まとめ
不要になった看板の処分方法について紹介してきました。
不要になった看板は、看板の専門家である看板業者に引き取ってもらうか、不用品回収業者に引き取ってもらって処分するのが一般的です。
- 撤去が必要な看板の場合
→看板業者へ依頼 - すでに撤去が完了している看板の場合
→不用品回収業者に依頼
看板業者に撤去から依頼する場合は費用が高額になることもあるので、必ず複数の看板業者に見積もりを依頼し、適切な費用で対応をお願いするようにしてください。
弊社「不用品回収ルート」にご依頼いただければ、ご家庭で出た不要な看板を格安の料金で回収させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。