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【完全版】堺市の粗大ごみ回収方法・出し方、料金を表と画像付きで解説

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粗大ごみを捨てる機会は、それほど多くはないかもしれませんが、引越しや家の片付けでは、粗大ごみを捨てる状況は避けられません。

 

生ごみや不燃ごみの出し方は知っていても、粗大ごみの出し方はわからないという方も少なくないはず。

 

粗大ごみ回収業者に依頼するお客さまに伺うと、処理方法がわからなかったり、引越し前日に大量の粗大ごみが出て焦ったりということがあるようです。

 

このような事態に対処するためにも、粗大ごみの処分方法を学びましょう。

 

今回は堺市にお住まいで粗大ごみの処理にお困りの方のために、粗大ごみ処分のコストや、回収に向けた申請手続き、ごみ処理券の買い方、粗大ごみを出すときのマナーなどを幅広くまとめました。

 

こちらを読めば、大きなごみを出さなければいけなくなったときも、市のルールを守りながらスムーズにごみを処分できるでしょう。

 

普通ごみや資源ごみの処分や分別に関しては、堺市の公式ホームページの「家庭から出るごみの出し方」に、詳細が掲載されています。

 

また、ごみ分別アプリ「さんあ~る」をインストールすれば、正しい分別によって、ごみの処分を進められるでしょう。 

 

今回の記事を通して堺市にお住まいの皆様が、粗大ごみの処分を正しく実践していただけることを願います。 

目次

堺市の粗大ごみは年間約4000トン

 

堺市の公式発表によると、2020年度時点で粗大ごみの排出量は年間約4000トンとされます。ほかの種類のごみも合わせると、年間約28万トンです。

 

粗大ごみはそのなかで特に多いというわけではありませんが、処理が大変なので、コストはかかります。

 

堺市のここ最近のごみの排出量は、家庭ごみの少しずつ減っている印象ですが、まだ課題も多く、横ばいの状態が続いています。粗大ごみについても、同様の状況でしょう。

 

粗大ごみの処分量を減らすためには、物をため込まないという意識が重要なので、余分なロスを減らすように心がけてみましょう。

 

余分なものを買いこまず、なるべく必要最小限のもので日々の生活を送るよう意識するだけでも、ごみを減らすエコな生活に一歩近づくことができるはずです。

改めて確認!堺市が定める粗大ごみとは?

 

堺市では、最大辺もしくは径の長さが30cmを超える耐久消費財等で、規則で定めるものが、粗大ごみに分類されます。

 

公式サイトでは、主な粗大ごみ処理手数料品目例で、引き取ってもらえる粗大ごみを示しています。

 

以下の表で、該当するものを確かめてください。

 

編み機 / いす・座椅子(応接用・丸パイプいす除く) / 衣類乾燥機台 / ウッドカーペット / 上敷(ホットカーペットを除く) / 応接用いす(ソファー) / オーディオラック  / オーブンレンジ / カーテンレール(金属・木製含む) / キーボード / ギターなど楽器類(金属・プラ製) / 脚立(はしごを含む) / 鏡台(専用いすを含む) / 給湯器 / 車椅子(手動式) / クーラーボックス / げた箱 / コートハンガー等 / コピー機(卓上型) / ゴルフ用具一式 / サイクリングマシン / サイドボード / ショッピング用カート(荷物背負車、手押し車含む) / 自転車 / 食器棚 / 食器洗い乾燥機 / 書棚 / 芝刈り機 / スーツケース(トランクを含む) / スキー板(ストック含む) / スタンド照明器 / ステレオスピーカー / ステレオセット(アンプチューナー等) / ストーブ / スノーボード / 水槽 / タンス / 畳(フローリング用置畳を除く) / 机 / テレビ台 / テレビアンテナ(パラボナアンテナを除く) / 電子レンジ(台も対応) / 電気こたつ(天板含む) / なみ板 / 庭木・木材類(長さ30センチメートル以上1メートル未満で1メートル位の紐で縛れる) / バーべキューセット / ファクシミリ(電話機一体型含む) / ファンシーケース / ファンヒーター / フラワースタンド / 布団 冬用/ ベッド / ベビーカー / ペットハウス / ホットカーペット / マットレス / マッサージ機 / ミシン / 毛布・座布団・夏布団 / 物干し竿又はパイプ等棒状のもの/ 物干し台一式 / ランニングマシン 電動機能付でないもの / レジャーテーブル / 冷風機 / ワードプロセッサー / ワゴン

 

堺市で処分可能な粗大ごみは、上記のように指定を受けています。

 

このリストにないものを粗大ごみとして捨てたい場合は、堺市の粗大ごみ受付センターのインターネット受付に相談してください。 

堺市で粗大ごみとして回収できないもの

堺市には、粗大ごみとして回収不可能なものもあります。

 

以下に代表例を示すので、間違えないようにしましょう。 

 

カテゴリ 品目例 処分方法
特定家庭用機器 テレビエアコン冷蔵庫冷凍庫洗濯機衣類乾燥機 家電リサイクルセンターに問い合わせ 
バイク バイク 販売店やメーカー、二輪車リサイクルコールセンターに相談 

公益財団法人 自動車リサイクル促進センターを参照 

消火器 消火器 販売店やメーカー、消火器リサイクル推進センターに相談 
パソコン デスクトップパソコン、ノートパソコンなど メーカーに回収申請

一般社団法人 パソコン3R推進協会に相談 

ノートパソコンは小型家電回収ボックスを使う 

充電式電池 充電式電池 機器から取り外し、小型式充電式電池リサイクルBOXに入れるか、 店員に渡す

協力隊などの詳細は一般社団法人 JBRCを参照 

その他 タイヤ、ピアノ、バッテリー、耐火金庫
発火性・毒性危険物 プロパンガス、農薬、劇薬、ガソリンなど 販売店やメーカーに相談 

 

このように家電リサイクル法などの法律で粗大ごみとして回収できなかったり、危険性があって処分が難しいものもあります。

 

このような品目は、粗大ごみとして引き取ってもらえないものについては品目に応じて、適切に処分を進めてください。 

品目別、堺市の粗大ごみの処分費用・手数料

粗大ごみの処分には一定の手数料がかかります。品目やサイズによって、料金が変わるので注意してください。

 

ここでは品目別の料金や、同じ品物でもサイズによって変わる手数料について解説していきます。 

品目別の値段・料金例

粗大ごみの品目別コストを、堺市における10の代表例で紹介します。

 

品目

品目 手数料 品目 手数料
布団 冬用・上下4枚まで 400円 いす・座椅子(応接用・丸パイプいす除く) 400円 
マットレス(スプリングなし) 400円  キーボード 400円 
ベッド(パイプベッド) 800円  ベビーカー 400円 
スーツケース(トランクを含む) 400円 テレビ台  400円
机(両袖以外) 1200円 スキー板(ストック含む)一組 400円

※その他の品目ごとの料金は、こちらの粗大ごみ処理手数料一覧表のページで確認ができます。

 

布団やいす、テレビ台など、身近な日用品はローコストで引き取ってもらえます。

 

しかし机のように、処理が大変であるぶん、手数料も高いケースもあります。まとまった数の粗大ごみを出す場合は、手数料を計算に入れて、考えましょう。 

サイズごとに料金が異なる粗大ごみ

粗大ごみによっては、サイズごとに料金が違うこともあります。

 

堺市における代表例を、以下にまとめました。 

 

品目 サイズ 処理費用
自転車 15インチ未満 400円
自転車  15インチ以上 800円
応接用いす(ソファー) 1人掛け 400円
応接用いす(ソファー) 2人掛け 800円
応接用いす(ソファー) 3人掛け以上 1200円
ウッドカーペット 4.5畳未満 1200円
ウッドカーペット 4.5畳以上 1600円
タンス 最大辺1m未満 1200円
タンス 最大辺1m以上 2000円
畳(フローリング用置畳を除く) 半畳につき 800円
畳(フローリング用置畳を除く) 1畳につき 1200円

※その他の品目ごとの料金は、こちらの粗大ごみ処理手数料一覧表のページで確認ができます。

 

このように同じ品目でも、サイズによって手数料が異なるので、正確な費用計算が大切です。

 

事前に粗大ごみの寸法を測っておき、申請状況に応じた手数料を知っておいてください。 

粗大ごみの処理費用・手数料免除になるケースも

堺市廃棄物の減量化及び適正処理に関する規則によると、第15条に粗大ごみの減免規定があります。 

 

条件 手数料変動
天災被害により、市長が免除を必要とする地域の居住者 市長が必要と認めた期間に限り免除
生活保護または中国残留国人支援給付金の受給者 免除
その他市長が特別の必要を認めた方 5割減額または免除 

 

以上に該当し、実際に手数料の免除を受けるには、手続きが必要です。

 

まずは、一般廃棄物処理手数料減免申請書を用意します。状況に応じた必要書類を添えて市長に出してください。

堺市の粗大ごみ収集前に知っておくべきこと4つ

堺市で粗大ごみを回収してもらう前に、注意しておきたい重要なポイントを押さえておきましょう。

 

  1. 粗大ごみ収集のスケジュールについて
  2. 粗大ごみの中身は見える状態にしておく
  3. 粗大ごみと不燃小物類の違い
  4. リユースという選択肢

 

処分前に役立つ知識がさまざまあるので、ここでは上記の粗大ごみに関するポイントを4つ詳しく解説します。 

1. 急ぎの場合は、通常の粗大ごみ収集では間に合わない可能性も

急いでいる場合には、通常の粗大ごみ収集に申し込んでもスムーズに回収してもらえない可能性があります。

 

堺市の粗大ごみ受付センターが決めたスケジュールでは、案内日までごみの回収を待たなければならず、希望の日時までに回収してもらえないリスクがあります。

 

たとえば、引越しを急いでいる場合など期限がある場合は、引越業者への不用品処分依頼がおすすめです。

 

引越しにおける荷物の移動だけでなく、いらなくなった粗大ごみの処分も同時並行で進められるため、急いでいる場合も安心でしょう。

 

また不用品回収業者なら、一定のコストはかかりますが、スムーズに引き取ってもらえる可能性があります。スムーズなごみ処分を望むなら、引越業者や不用品回収業者への依頼も選択肢に加えてみましょう。

2. 粗大ごみの中身が見えないと回収されないことも

粗大ごみを出すときは、なるべく中身が見える状態で出すことが望ましいとされています。中身が見える状態なら、回収業者も用心できるからです。

 

袋に入れるなら透明または半透明のものを準備してください。

 

粗大ごみには、処理時に危険をともなうものがあります。たとえば火気をともなうものは、ごみ処理の過程で爆発が起きると業者にとって危険です。

 

事故を防ぐためにも、そうしたものを出す場合には「キケン」と書いた紙を貼るなどの対処が必要です。加えて電化製品からバッテリーを抜いたり、スプレー缶の中身を完全に空にするなどの下処理も重要です。

 

このような細かい取り組みが、ごみ収集の事故を防ぎます。

 

また割れたガラスや瀬戸物などは、回収時に業者がケガをするリスクもあるので注意です。透明な袋に入れ、「キケン」という貼り紙などで注意喚起することが推奨されます。

 

ごみを捨てる本人や回収業者の安全のためにも、デリケートなものは最後まで慎重に扱いましょう。 

3. 粗大ごみと不燃小物類の違いをチェック

粗大ごみとよく似たカテゴリーに、不燃小物類があります。

 

最大辺が30cm以下のものは不燃物および複合物とされており、この定義が30cmを超える粗大ごみとの違いになっています。

 

不燃小物類は粗大ごみ同様、回収には事前申請が必要ですが、手数料はかかりません。テレビ台やいすとは違って、手軽に捨てられます。

 

堺市において不燃小物類に該当するのは、主に以下のようなものです。

 

  • 茶碗、コップ、皿などの陶磁器類
  • LED、ハロゲンランプ、傘、スプレー缶など

 

一度にまとまった数のゴミを捨てる場合、粗大ごみと不燃小物類は分けておくのが望ましいといえます。 

4. まだ使えると思ったらリユースも選択肢

堺市ではリユースの取り組みを進めています。捨てようと思ったものでも、まだ使えそうだと思った場合はリユースがおすすめです。

 

リユースとは、ものを繰り返し使うことです。自分が不要と思ったものでも、必要としている人がいるかもしれません。

 

フリーマーケットやリユースショップで売ったり、他人にゆずったりすることで成り立ちます。エコショップへの不用品提供などが代表例で、堺市でも地域情報サイト「ジモティー」の利用を推奨しています。

 

不用品だからといって捨てるばかりでなく、他人に譲ることも考えてみませんか。 

堺市の粗大ごみ収集申し込みの流れ・手順

堺市の粗大ごみ収集は通常大きく下記3つの流れになります。

 

  1. 粗大ごみ収集の申し込み
  2. 粗大ごみ処理券の購入
  3. 粗大ごみのごみ出し・回収

 

それぞれの手順を見ていきましょう。 

Step 1. 堺市の粗大ごみ収集の申し込みの方法

堺市ではインターネットや電話で、粗大ごみ回収の申し込みができます。

 

それぞれの手順を見ていきましょう。 

堺市粗大ごみ受付センター「インターネット受付」での申込み方法

まずは堺市粗大ごみ受付センターのインターネット受付にアクセスしてください。 

 

ページ下部に移動し、注意事項同意のあと、申込開始ボタンを押します。 

 

画面が切り替わって、あらためて注意事項同意を求められるので、チェックを入れたら緑色の申込開始ボタンをクリックしてください。 

 

排出ごみの確認では「家庭からのごみ」を選びます。 

 

利用者登録の確認です。ここでは「初めて利用される方(利用者登録なし)」として手続きを進めます。 

 

メールアドレスを入力します。確認のために2度入力が必要です。これが終わったら送信ボタンを押しましょう。

 

このあとアドレスにセンター側からメールが届くので、リンク先をクリックして手続きを続けてください。 

 


品目入力では、まず収集場所を決めてください。いつもごみを出している場所でかまいません。 

 


ページ下部に移動して、品目選択です。リストの選択ボタンを押すと、粗大ごみを指定できます。 

 


リストの選択ボタンの先です。品目種別と具体的な粗大ごみの種類が選択肢として出ます。

 

種別を決めたら、ごみとして出したい種類を決めてください。画像では「電気・ガス・石油・厨房器具」から「加湿器」を選びました。 

 

 


よりスムーズに目当てを探すなら、かな抽出のゾーンより頭文字を選択してください。そこから捨てたい種類を見つけられます。 

 


捨てたいものの希望がひととおり決まったら、「戻る」ボタンを押してください。 

 


品目選択が終わったら「利用者情報入力へ」のボタンを押します。 

 

利用者情報入力では、まず氏名やそのカナ、郵便番号、住所を入れてください。住所ボタンを押すと、住所に関する具体的な設定が可能です。 

 

こちらが住所ボタンを押した先のページです。町名や丁名、地番などを選べます。かな抽出で頭文字を決めると、自分が住んでいる町名を探しやすくなるので、ぜひ使ってみてください。 

 

 

利用者情報入力ページの下部では、電話番号とメールアドレスが必須項目です。それぞれ空欄を埋めてください。

 

以上が終わったら内容確認に入り、間違いがなければ申請してください。以上で粗大ごみのインターネット申し込みは完了です。

 

このあと受付完了メールで、変更取消番号が送られてきます。粗大ごみ収集予定の変更が生じたときに、手続きで必要になるので、番号を送ったメールは大切に保管してください。 

電話での申し込みの方法

電話の場合、以下の番号で堺市粗大ごみ受付センターに連絡できます。 

 

固定電話から 0120-00-8400
携帯・IP電話から 06-6485-5048

 

受付日時はともに月曜日~金曜日の午前9時~午後5時までです。

 

土日や年末年始は対応していませんが、平日なら祝日でも電話できます。引越しや仕事などで急いでいる方にとっては助かるでしょう。 

 

受付内容では、以下の情報を準備してください。

 

  • 申請者住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • 回収希望の品目および大きさ、数量

 

以上を伝えたら、センター側から収集日や受付番号、手数料のお知らせがあります。

 

堺市では電話申し込みの場合、収集日が申し込みの翌週からになり、曜日の指定もできません。なるべく早い日時での回収を希望していても、それが通らない場合もあります。スケジュールに余裕を持って対応を進めてください。 

 

申し込みが終わったら、粗大ごみ処理券を買い、必要情報を記したうえでごみに貼りつけましょう。あとは収集日当日の午前9時までに出してください。

申込内容の確認・変更・キャンセルの方法

堺市では申請内容の確認や変更、キャンセルなどは公式ホームページから可能です。また状況によっては自動キャンセルもあります。

 

以上を踏まえたうえで、申し込み内容の確認方法を見ていきましょう。 

収集日の1営業日前までに排出場所がわからないと自動でキャンセル

収集日の1営業日前まで、排出場所をはっきりさせないと、自動キャンセルになります。

 

手続きを忘れると粗大ごみの処分計画に影響が出てしまうので、排出場所の確認・決定は必ず事前に行っておきましょう。

 

また初めてインターネットで粗大ごみを申し込んだ場合は、仮申し込み扱いになります。

 

該当者には、堺市粗大ごみ受付センターから排出場所の確認があり、すぐに対応できるようになければいけないので、粗大ごみの排出場所は申請前から決めておくのが望ましいです。 

申込内容の確認・変更・取消の方法 (インターネット)

粗大ごみの申請内容に変更がある場合は、以下の手順をたどってください。

 


インターネット受付のホーム画面下部に移動し、注意事項への同意をクリックしてください。続いて「申込内容の確認・変更・取消はこちら」という青いボタンを押します。 

 

利用者登録の確認があります。ここでは「利用登録をされていない方」としての対応です。 

 

収集予定申込検索のページで、メールアドレスと変更取消番号を入力し「次へ」ボタンを押してください。

Step 2. 粗大ごみ処理券 (シール) の購入・書き方

堺市では粗大ごみの回収にあたり、処理券が必要です。

 

堺市内の取扱店舗から買い、ごみに貼りつけてください。処理券の扱い方について説明します。 

堺市の粗大ごみ処理券の取扱店・探し方

堺市内で粗大ごみ処理券は、農協やコンビニエンスストアなどで入手できます。

 

ただし処理券の再発行や未使用分の払い戻しはできないので、しっかり金額を確認した上で購入してください。

 

粗大ごみ処理権の購入は、堺市内の以下のコンビニエンスストアで入手することができます。

 

  • セブンイレブン
  • ファミリーマート
  • ローソン
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ

 

複数の大手コンビニが粗大ごみ処理券を扱っているので、自宅から気軽に立ち寄ることができ、入手も容易になっています。

堺市の粗大ごみ処理券の種類と買い方

堺市内の粗大ごみ処理券は1種類のみです。
基本的にはコンビニで、現金払いによる購入になります。

 

ただし、ファミリーマートだけは例外的にファミペイやファミマTカード、クレジットカードを使った決済ができます。キャッシュレス決済を使っているなら、ファミリーマートがおすすめです。 

粗大ごみ処理券の書き方・貼り方

粗大ごみ処理券には、以下の項目を書いてください。

 

  • 収集日
  • 受付番号
  • 名前(イニシャル可)

 

以上を書いたら、品物ごとにわかりやすい場所に貼ってから出してください。

 

ここで注意すべきなのは持ち去りのリスクです。実際に起きても、手数料や処理券の払い戻しができません。安全面を考えるなら、ごみは当日の朝に出すことが望ましいといえます。 

Step 3. 粗大ごみの出し方・回収方法

堺市における粗大ごみの出し方や、回収方法を説明します。

 

市特有の収集ルールや置き場所が決まっているので、事前チェックが大切です。

 

粗大ごみをスムーズに回収してもらうために、必要事項を見ておきましょう。 

堺市の粗大ごみの収集・回収日時

堺市では粗大ごみの収集日時が、案内日の午前9時以降に決まっています。

 

順次収集なので、案内日のなかでいつ回収されるかわかりません。それまでにごみ出しが間に合わないと、再申し込みなどの対応に迫られるでしょう。

 

以上から粗大ごみは、前日の夜までに外に出せる準備をしておくことが望ましいといえます。当日の午前9時までにできることは限られているからです。

 

そんな状況で慣れない粗大ごみを出そう焦ってしまわないように、粗大ごみの準備は時間に余裕を持ち計画的に進めてください。

堺市の粗大ごみの置き場所

粗大ごみの置き場所も、事前に確かめておいてください。

 

インターネット申込時に、排出場所を決める必要があります。事前に決めた排出場所に、不用品を揃えて置きましょう。

 

初めてインターネットから堺市粗大ごみ受付センターに申し込んだ場合、センター側から排出場所の確認を受けることがあります。対応しないと排出場所不明として、回収がキャンセルになる場合もあります。

 

そのため堺市では、粗大ごみの置き場所について、センター側にしっかりと伝えることが大切です。 

粗大ごみの持ち出しができない場合「ふれあいサポート収集」も

堺市ではゴミ回収において「ふれあいサポート収集」を展開中です。

 

高齢者や身体の不自由な方が、所定の場所へごみを運べない場合が想定されます。なかには身近な人の協力を受けることさえ難しい方もいるため、堺市がごみ出しのサポートをします。

 

粗大ごみの場合、年度内2回までサポートを受けられます。一度の申し込みにつき粗大ごみは6個までです。

 

収集日にはホームヘルパーなどの立ち会いのように、条件があります。ただし、ごみを出せる同居人がいる場合は、支援対象外です。

 

条件が合えば、お年寄りや体の不自由な方は、堺市のふれあいサポートによって片づけを助けてもらえます。

堺市の粗大ごみ収集収以外の捨て方①: 直接ゴミ処理施設に持ち込む

堺市では、センターによる回収以外にも粗大ごみの処分方法があります。

 

ごみ処理施設への持ち込みは、その代表例です。持ち込むときの準備や注意点などをまとめました。 

堺市内で粗大ごみを持ち込める場所

堺市内で粗大ごみを持参できる場所は、以下のとおりです。 

 

施設 電話番号 受入日時
クリーンセンター臨海工場  287-7400 毎日午前8時30分~午後4時30分
クリーンセンター東工場 252-0815 午前11時30分~午後4時30分

 

どちらの施設も平日に限らず、土日祝日でも稼働しています。ただし、年始や施設点検日は休業しているので、あらかじめ稼働を確認してから持ち込んでください。

 

また休日、大型連休などは混雑が予想される他、午前中はごみ収集車の搬入が相次ぐ点にも注意が必要です。

 

工場が忙しくない時間帯に、粗大ごみを持ち込むとスムーズに引き取ってもらえるようです。 

持ち込みの際の注意点

発火のおそれがあるごみは、清掃工場に持ち込めません。

 

リチウムイオン電池やニッケル水素電池、ガスボンベなどが原因で、ごみ収集車が燃えたり、清掃工場で火災が起きたりするリスクがあるからです。

 

火災の原因になるバッテリー等は、製品に入ったままで捨てることのないようにしてください。

 

製品から外したうえで、リサイクル協力店や回収ボックスなどに片づけましょう。

 

ガスボンベも中身を十分に出し切ったうえで、他のごみと分けて捨てる必要があります。このとき袋に「スプレー缶」などと書いた貼り紙をつけ、識別しやすい状態にしてください。

 

持ち込み品によっては、処理時に危険をともなうので、慎重な準備が欠かせません。

持ち込みの前の事前準備

工場に粗大ごみを持ち込む場合、事前準備が必要です。

 

持ち込める人も限られている点に注意しましょう。以下の表に詳細をまとめました。

 

ゴミの種類 持ち込める人 必要書類
家庭ごみ ごみを排出する本人またはその親族 ・本人確認書類

・ごみ発生場所の住所確認書類(運転免許証や納税関係書類など)

事業系ごみ ごみを排出する事業者本人又は雇用関係者 ・本人確認書類

・事業所の所在地や名称を確認できる書類(社員証や名刺など)

・雇用関係確認が可能な書類(社員証や名刺など)

・ごみ発生場所の所在地や名称を確認できる書類(社員証や名刺など)

 

このように工場に対する粗大ごみの直接持参には条件があります。誰でも持ち込めるわけではないので、事前の確認が大切です。

清掃工場の搬入処理手数料について

清掃工場に粗大ごみを持ち込んだ場合にも、処分のための手数料を払わなければいけません。

 

一般的に粗大ごみは「破砕施設を使用する廃棄物」とされています。

 

100kgまでは一律1700円を払わなければいけません。さらに100kgを超えた分については、10kgごとに170円の加算です。

 

このようなコスト計算をしてから、持ち込みを判断してください。

堺市の粗大ごみ収集以外の捨て方②: 民間の業者に依頼する

粗大ごみは民間業者への依頼でも解決できます。

 

自治体の回収サービスでは、引き取ってもらえないごみがあったり、処分可能な量に制約があったりするので、悩む方もいるでしょう。

 

民間業者利用により、自治体で引き取れないごみも処分できるかもしれません。

 

たとえばテレビやエアコンのような、家電リサイクル法対象家電も、民間業者なら回収可能です。

 

メールやLINEなどでいつでも申し込め、回収の時間も自由に決められます。自治体のサービスによる処分が難しい粗大ごみは、民間業者に相談するとよいでしょう。

堺市の粗大ごみ収集に関するよくある質問

堺市では粗大ごみ収集に関して、さまざまなルールがあります。

 

複雑なプロセスもあるため、疑問を感じる方もいるでしょう。

 

ここでは粗大ごみ収集について、よくある質問をまとめました。気になる点があれば、ぜひ以下を参考にしてください。 

1. 堺市の粗大ごみの回収可能な品目は何個まで?

堺市の粗大ごみ回収には、個数の指定がありません。

 

その代わり一度の申し込みにつき、45L以下のビニール袋3袋までと決まっています。

 

制限を超える粗大ごみがある場合、2回目以降の申し込みが必要です。 

2.  堺市の粗大ごみの回収は最短、何日前まで?

堺市では粗大ごみ受付センターで回収日程が決められるため、最短何日前までとは言えません。

 

スケジュールに関して気になることがあれば、センターに問い合わせてみましょう。以下の電話番号で対応してもらえます。 

 

固定電話から 0120-00-8400
携帯・IP電話から 06-6485-5048

 

受付日時は月曜日~金曜日の午前9時~午後5時です。祝日も対応していますが、土日や年末年始は休みですので注意してください。 

3.  堺市の粗大ごみの回収車が来ない・回収してくれない場合はどうする?

粗大ごみの回収車がスケジュールどおりに来ない場合は、粗大ごみ受付センターに問い合わせてください。

 

申請時に決まった日に来ない場合は、センターへの相談が賢明です。

 

また自治体によって回収できない粗大ごみがあった場合は、民間の業者に頼ってみましょう。

 

たとえばテレビやエアコンのような家電リサイクル法で粗大ごみにできないものがあります。このような場合も民間業者なら引き取ってもらえるかもしれません。

 

粗大ごみの回収がうまくいかなかったときも、センターや民間業者への相談によって、次善の策を見つけられる可能性があります。 

4. 堺市の粗大ごみは雨の日に回収してくれない?

基本的に雨の日でも、自治体の粗大ごみ回収業者は、不用品を回収してくれます。

 

しかし台風や積雪のような荒天時になると、収集車が動けない可能性があります。その場合は堺市の公式ホームページで、情報を確かめてください。 

5. 堺市の粗大ごみの受付番号を忘れた場合は?

堺市の粗大ごみ受付センターに相談しましょう。連絡先は以下のとおりです。 

 

固定電話から 0120-00-8400
携帯・IP電話から 06-6485-5048

 

受付日時は月曜日~金曜日の午前9時~午後5時で、祝日の連絡も可能です。

6. 堺市の粗大ごみの追加・キャンセル・取り消しは可能か?

 


 

可能です。

 

堺市粗大ごみ受付センターのインターネット受付にあるホーム画面下部へ移動し、「申込内容の確認・変更・取消はこちら」のボタンから申請内容を修正してください。 

7. 粗大ごみのキャンセルはいつまで?日程変更は可能?

日程変更は可能で、キャンセルに特段の制限は見られません。

 

ただし業者がスムーズに対応できるよう、できれば2営業日前までの変更決定が望ましいといえます。

 

また収集日の1営業日前になっても排出場所未確認の場合、自動キャンセルになるので気をつけてください。

8. 申込内容照会方法は?


 

申込内容の確認は堺市粗大ごみ受付センター公式サイトから可能です。

 

ホーム画面下部の「申込内容の確認・変更・取消はこちら」からチェックしてください。 

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